教育方針

理念

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勉強ってなぜ必要なのでしょうか。私は、未知の分野に取り組む際に必要となる技術を磨く事と考えています。中学生からよく「関数が難しい」という話を聞きます。確かに関数の応用問題では図形的な思考力も求められ、手をつけにくい問題が存在する事は事実です。しかし実際には単に「みんなが難しいと言ってるから」って理由で訳もなく嫌っているだけなのでは、と感じる事もあります。

中学2年生で習う1次関数の基本式は、y=ax+b、この1つの式だけです。この式では、2つの関係ある数字であるx,yという組み合わせの関係性について、a,bという数字で式を決めてしまうとx,yの関係性を表す式が出来る、という特性を持っています。

この式には2つの意味が存在しています。x,yについては、片方の数字が決まると、もう片方の数字が1つに決めることが出来るという面。a,bについては、この2つの数字が決まると、それを元にx,yのうち片方が決まるともう片方の数字がわかるという面。つまり1つの式の中でも2つの意味が隠されており、そのどちらの面についての問題なのかと考える事で、問題のパターン化を図る事が可能になったりもします。

さらに関数においては、グラフを多用する事が多いのですが、これは式を図形的に認識するという、いわばある概念を全くの別概念に活用する能力を養う為の修練と考える事も出来ます。グラフは実社会においても数値を幾何学的に表現する事で視覚的に見易さを与える効果があるため、いろんな場面で利用されています。1次関数におけるa,bには視覚的にこういう部分を表しているという特徴があり、その数値を見ただけで、グラフがどんな形になるか、どういった特徴を持っているかが直感的に理解できる事になります。

ただ実際に生徒を見ていると、わからなく感じる理由は多種多彩です。文字が数字の代わりを果たしている事から理解出来ていない、代入が出来る事は出来るが問題の数値のどれが式の文字のどれにあたるかの関連性が理解出来ていない、a,bの意味まではわかったもののグラフの使い方がよく理解出来ていない、割合の概念が理解できていないために変化の割合の活用方法が理解できない、式の構造が理解できても分数が登場すると急に別物のように扱い始める、等々。

どこがわかっていないのか、何を教えれば理解度を高める事が出来るのか。

個別指導にこだわる理由はこの1点です。生徒によってひっかかっている部分は多種多彩です。それを克服する為の手法も多種多彩にせざるを得ません。しかし、その1点を克服出来た時、大きく変わるという経験を積み重ねてきました。

そして、基本が理解できたら、次はそれを活用する為の修練に向かう事になります。新しく得た自分のスキルを上達させるには、使いこなす為の時間が必要になります。どういう場面で使う事が出来るのか、問題のどこに必要な要素が組み込まれているのか、そういったポイントを意識して問題にあたる事で、今問題となっているものは何なのか、問題の解決に向けて何を利用できるのか、そういった問題意識を養う事になります。

これが学習における現実社会への対応の為の技術磨きの部分にあたると考えています。

故に当塾では基本的な概念の習得とそれの活用という、学習における基本部分の土台作りに注力をしています。そしてその上のステップで、応用的な問題に当たる際にどこに視点を向けるべきかを指導していくというスタイルをとっています。